不妊治療について
当クリニックは、外来部門のみの不妊治療専門クリニックです。
よって、入院が必要な場合や手術等は連携医療機関でもある南草津野村病院を中心にご紹介となります。妊娠が成立された場合にも分娩施設をご紹介いたします。また、治療通院が困難な場合には、できる限り近医との連携を持ちたいと考えております。
当クリニックは、診療に充分な時間を取りながら、診療をお待たせしないために予約を原則としております。また、皆さんと向き合って直接話し合うことを重要と考えておりますので、メール・お電話などでのご相談は行っておりませんので、ご了承ください。ご来院の際に何でもご遠慮なくご相談ください。
<私の考える不妊治療>
人間の身体には絶対はありません。予想外に妊娠することも、妊娠しないこともあります。従って、はっきりとした原因が見当たらなくとも、妊娠に時間がかかることもあります。そもそも人間は妊娠率の高いほうではありません。そのような背景の中で、私たちは納得のゆく治療をして、納得のゆく結果を得ていただきたい思い出、様々な治療のご提案をしながら、一緒に妊娠成立への道を探してゆきたいと考えています。
時には、無理なら無理とはっきりと申し上げなければならないこともあるかと思います。そのような場合にも、私たちは正直にありのままをお伝えし、話し合ってゆきます。治療は皆さんとの信頼関係の中で成り立つものと考えています。
当クリニックでは、皆さんとのコミュニケーションを通じ、まごころのこもった気持ちを持って接することが信頼関係の形成に大切なことと考えています。
そして、皆さんの「納得」こそが私たちの喜びでもあると考えています。
<カウンセリング>
不妊治療は精神的な負担も多い治療です。長期に渡ることもあり、先が見えない不安でいっぱいのことと思います。何よりカップルの協力の下で行ってゆく治療ですから、お二人の精神が安定し、お二人の仲が良い状態を作ってゆく必要があります。周りからのプレッシャーやストレスもあるでしょう。また、不妊治療には身体だけの問題ではなく、カウンセリングやメンタルなことも重要と考えています。当クリニックでは、カウンセリングルームにて臨床心理士もしくは専門スタッフが充分な時間をかけ対応してゆきます。
<一般不妊治療>
不妊治療の進め方としては、まずは現在の状態を把握するために1ヶ月から2ヶ月検査をしてゆきます。その上で、年齢、治療歴、不妊の原因、希望などを総合して考え、現在の状態を説明のうえ、治療プランをご提案いたします。基本的には2年で80%の確立で妊娠するプランを立ててゆきます。
時間も大切です。ある程度の期間で同じことばかりではなく、徐々にステップアップしてゆきます。まずは、自然に近い状態から妊娠することを目指してゆきます。一般的にはタイミング療法からはじめて、排卵誘発、人工授精、体外受精へとステップアップするのが原則ですが、その中で場合により手術を勧めることもあります。
このような治療方針を考えるうえで、細やかな検査をしてゆくことが必要かつ重要なことと考えています。
原因が検査によって判明することもありますが、通常の検査でははっきりと分からない原因不明なものもあります。しかし、原因不明とは目に見えない部分に隠れていることがあり、例えば受精や着床といった卵管の中で起きている現象に原因がある場合などです。タイミング療法や人工授精は妊娠しやすい状況を作り、環境を整えることにありますが、ある期間、妊娠しやすい環境を作っても、妊娠に至らない場合には卵管の機能に原因がある可能性があります。
そのような場合には、体外受精、顕微授精をご提案してゆくことがあります。
当クリニックの基本姿勢として、状態と希望に合わせた、オーダーメイド的な最善の治療を目指しています。
<体外受精>
体外受精は不妊治療の最終段階です。当クリニックは不妊治療専門クリニックとして最善の環境を整えた施設づくりに力を入れています。体外受精は卵管の機能を人工的に行うことと言えます。卵を取り、受精させ、育て、子宮に移植するまでを行います。当クリニックでは、採卵から受精卵の生育、観察をクリーンかつ、卵に負担がかからない環境に配慮した場所で行います。また、最良の受精卵を選ぶことにも工夫を行ってゆきます。排卵誘発についても、ご相談のうえ、希望にそった最善の方法をご提案してゆきます。
体外受精は自費治療となります。
助成制度もあります。
お住まいの地域市役所で詳しい説明が受けられます。
<顕微授精>
通常の体外受精で受精しない場合、受精を人工的にすることが顕微授精です。
そのため、当クリニックは、最良の精子を選ぶため、最新の顕微鏡と最良の状態(卵に負担がかからない状態)で受精できる環境を整えています。場合によっては、着床しやすいようにレーザーを使った方法も行えます。※現在当院での顕微授精は、院長自らが行っております。
<内視鏡手術>
子宮鏡を使い、受精卵が育つ子宮内の観察や負担のない受精ができます。
内視鏡手術および腹腔鏡手術をする場合には、南草津野村病院をご紹介します。
<その他>
自費的な投薬も説明のうえ、ご提案する場合もあります。海外で認められながら日本では使われていない薬もあります。また、理論上妊娠率を改善する可能性のある薬などもあり、状態に合わせて説明することがあります。つまり、その方にとって最良と思われるものがあれば、自費(保険外)や海外の輸入品のものも取り入れて、治療をお勧めすることもあります。
検査や診察について、私は細かに診てゆく必要があると考えています。最良のタイミングで治療することが重要と考えていますので、診察や採血による検査も細かく行うことがあります。
最善に向けての必要な検査、治療方法のご提案やご相談を行っています。
当院における顕微受精の特徴
<イムジ法の導入>
顕微授精が行われるようになって十数年たちますが、最近では「精子そのものに遺伝的な異常やDNAの損傷があると治療結果に大きな影響を与えるのではないか」といわれるようになってきました。
そこで当院は、良質の精子をチョイスするため「イムジ法」という新技術を導入しております。
イムジ法では、一般的に200~400倍の倍率で行っていた精子の選別を900倍という高倍率で行います。
イムジ法によって、精子の細かい形態や動きまで観察ことができるので、よりよい精子をチョイスし、顕微授精することが可能になります。
この方法は、全国的にみてもクリニック(診療所)クラスで導入している所は少ないのではないかと思われます。
<視覚化システム(Oosight Imaging System)の導入>
当院では、成熟卵子の紡錘体の位置を視覚化システムを用いて確認し、ICSI(卵細胞質内精子注入法)ができる機器「Oosight Imaging System」を導入しております。
従来のICSIでは紡錘体などの卵子の内部構造(染色体の位置など)が判らりませんでした。しかし、この視覚化システムにより、卵子の内部構造を確認しながら、安全にしかも確実に顕微授精ができるようになります。
よって、従来のICSIに比べて、受精率、分割率も向上し、結果として着床率、妊娠率も上昇するものと考えております。
<レーザーシステムの導入>
卵は透明帯という膜に覆われおり、受精した卵は透明帯の中で分割しながら成熟し胚盤胞という状態になります。
この胚盤胞が子宮に着床する前に透明帯を破って外に出さなければなりませんが、この透明帯が厚かったり、硬かったりすると透明帯を破れなかったり、破るのに時間がかかってしまう可能性があり、着床できなくなることに繋がりかねません。
当院では、受精卵が透明帯を破るのを助けるために、胚移植する前にレザーで透明帯を薄くしておき、着床率を向上される目的で、このレーザーシステムを導入しております。
(レーザーは透明帯だけに照射しますから受精卵に悪影響を与えることはありません)
<技術やシステムのマルチリンクが重要>
上記のように、当院では、最新の技術やシステム機器を導入しております。
これらの技術やシステムの利点を一つに束ねることで、最良の顕微授精、そして妊娠成立が実現すると確信しております。

具体的には、イムジ法を使って形や動きの良い精子をチョイスし、卵子の観察や顕微授精のタイミング、レーザーでの透明帯のカットなどについては、視覚化システム(Oosight)を使って、卵子に負担がかからないように、迅速かつ安全(正確)な顕微授精(ICSI:卵細胞質内精子注入法)を施行できるわけです。
カウンセリングルームのご案内(完全予約制)
カウンセリングをうまく利用しながら
通院されてみてはいかがでしょう。
みなさんは“カウンセリング”に
どのようなイメージをお持ちですか?
「すごく悩んでいる人が受けるもの」だとか、
「カウンセリングを受けるほど私は弱くない」
などと思っていませんか?
確かにカウンセリングには
そういった部分もあるかもしれませんが、
当院では“特別悩んでおられる方”だけのために
Hearty roomを開室しているわけではありません。
Hearty roomは、
みなさんに心身ともに健康な状態で
治療に臨んでいただくため、
また、納得のいく治療生活を送って頂くために、
今の状態などをおうかがいさせて頂いて、
ご自身のお気持ちや考えを
整理したり強く持って頂けるように
お手伝いをさせて頂く場として開室しています。
不妊治療では、
気分の落ち込みや憂鬱、焦りや羨望などの感情を
抱かれる方が少なくありません。
治療をどの程度までするか、
いつまでするかということについて
迷ったり悩まれる方もよくお見かけします。
これらのことは、
みなさんにとってとても大切なことですよね。
そのような時は、一度ご自身の状態や状況を
一緒に静かに振り返ってみませんか?
あなたがご自分の「今」や「これから」について、
どのような想いを抱いていて、
ご夫婦でどのように考えていらっしゃるのか。
これは、治療にとってはもちろんのこと、
あなたの人生にとっても、とても大切なことです。
当院での治療生活が
あなたにとって意味のあるものになるように、
じっくりと状況や気持ちを見つめながら
一緒に進めていきませんか?
また、不妊治療の以外のことでも、
生活していて気になることや
引っかかっていることがあれば、
(例えば、仕事、人間関係、自分自身のことなど)
そのこともとても大事なことですので、
おうかがいさせて頂いています。
「話はしてみたいけど、何話したらいいの?」
「困っているけど、相談しても仕方ない」
「つらい想いはあるけど、話すことに躊躇する」
などと思ってらっしゃる場合は、
そのことをそのまま話して頂きたいと思います。
ご希望の方は、
受付もしくはお電話でお申込みくださいね。
お待ちしております。
<Hearty roomメニュー>
※ご利用は当院に通院されている方に限ります。
☆オリエンテーション☆
Hearty roomの利用案内を臨床心理士から
患者さん全員に直接させて頂いております。
通院されると、
院長やスタッフからオリエンテーションを
すすめさせて頂きますので、
15分程度お時間の余裕がある時に
受けてくださいね。
☆カウンセリング☆(完全予約制)
初回 (60分程度)2,800円
2回目以降(50分) 2,500円
※カウンセリングは保険診療適用外
※初回時に、申込票の記入をお願いしております。
ですので、初回のみ予約時間の10~15分前に
お越しください。
☆心理テスト☆(完全予約制)
今のご自分の状態を
客観的に見つめて頂く機会です。
1回(45分)※保険診療
その他、患者さん同士でフリーにお話して頂く
「ピア・トーキング」を定期的に開催しています。
興味がおありの方は、是非ご参加くださいね。
ピア・トーキングについて(完全予約制)
患者さん同士で治療の事を話しませんか?
「他の人たちはどんな治療をしているのか知りたい」「同じ病院に通っている人たちと気軽に話をしてみたい」「相談できる場所や人が欲しい」などと思っておられる方へ。
当院では、不妊治療に取り組まれている皆さんに、治療にまつわることや気持ちの疲れなどを気軽にお話していただける「ピア・トーキング」を開催しております。
同じ治療に取り組んでいる相手だからこそ話せることや聞きたいことを皆さんでシェアしませんか?
参加者の皆さんがより話しやすい様に、グループ分けをさせて頂いておりますので、ご希望のグループに是非ご参加ください。
【場 所】草津レディースクリニック
カウンセリングルーム
【定 員】毎回4名まで
(定員に達し次第受付終了)
※お一人様一回とさせて頂きます。
【ご予約】受付カウンター・内診室にある予約票を
スタッフにお渡し下さい。
また、電話でのお申し込みも可能です。
※グループや開催日程についてのご意見がございましたらお聞かせください。今後の参考にさせていただきます。